HEVモデルでは、UX250hのハイブリッドシステムの出力向上などにより、「走りの味の深化」を実現し、その結果、UX300hにモデル名が変更されました。
また、最新の予防安全技術やコックピットの機能性を向上しています。
ラジエーターサポートブレースの追加やロアバックパネル下端のガゼットの追加など、さまざまな改良が加えられ、クルマの素性が徹底的に向上しました。
ボディ制振材や遮音材により、ロードノイズなどが低減され、静粛性も向上しています。
新開発の高出力モーターとリチウムイオンバッテリーを備えたハイブリッドシステムにより、高い出力と低燃費(26.3km/L)を実現。
UX300hの特有の電動車らしいダイレクト感と伸びのある加速感が向上しています。
先進装備においては、「Lexus Safety System +」の進化や大型化された12.3インチの液晶メーター、HEVモデルにおけるエレクトロシフトマチックの採用により、より洗練されたコックピットを実現し、操作性と上質な印象を向上させています。
UXの主な特徴
クルマの核となる体幹部分を強化し、安心感と快適さを提供する洗練された深みのある走りを追求しました。
この改善には、ラジエーターサポートブレースの追加、ロアバックの強化、およびサスペンションの締付トルクの強化によるボディ剛性の向上が含まれます。
これにより、ライントレース制御やフラットボディ制御を組み込み、操縦安定性が向上しています。
また、各輪独立での前後制動力配分制御を採用し、ブレーキペダル操作時にリニアな制動感と、強く踏み込んだ際の接地感と安心感を提供する制動姿勢を実現。
加えて、ショックアブソーバー、EPS制御、F SPORT専用AVSを再適合し、Toyota Technical Center Shimoyamaでの徹底的な走り込みを通じて、減速、操舵、加速がシームレスに連動する快適な運転体験を実現しました。
これにより、ドライバーの意図に忠実でリニアな車両応答を追求しています。
ハイブリッドシステムの出力向上
次世代ハイブリッドシステムを搭載し、出力を135kWから146kWへ向上させることで動力性能を高め、電動車特有のリニアなレスポンスと持続的な加速を実現しました。
さらに、AWDモデルにおいてはリヤモーターの出力を30kWに強化。
これにより、滑りやすい路面での発進能力だけでなく、ドライ路面での旋回性能も向上し、様々な走行環境下での安心感と快適なドライビング体験を提供します。
Lexus Safety System +のアップデートによる予防安全機能の拡充
最新のUXモデルに搭載されたアップデートされたLexus Safety System +は、プリクラッシュセーフティ(PCS)の検出対象と機能を大幅に拡張しました。
この進化により、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせからなるセンサーが高い認識性能と信頼性を実現。
その結果、自動二輪車【昼間】や自転車運転者【夜間】も新たに検出対象に加わりました。
さらに、交差点衝突回避支援機能も新設され、交差点での出会い頭の車両や自動二輪車との衝突を回避する支援を行うことが可能になり、従来のPCSの作動範囲を拡大しています。
洗練された移動時間を彩るコックピット空間の進化
新たに12.3インチの大型フル液晶メーターを採用し、運転中の集中を支援するよう設計されました。
運転支援情報を明瞭に表示することが可能で、大型液晶を活用した多彩な表示グラフィックも選択できるようになりました。
シフトレバーには電動制御式のエレクトロシフトマチックを導入し、短いストロークでスムーズかつ迅速なシフト操作を可能にしています。
さらに、センターコンソールパネル、シフトパネル、フロントトレイ、パワーウィンドウスイッチベースには、金属感を持ち光の当たり方で表情が変わる新色を採用。これにより、電動車のシンプルでクリーンな内装に高級感と華やかさを加えています。