レクサスブランド初のハイブリッドセダン「GS450h」を発売しました。
世界初のFR乗用車専用ハイブリッドシステム
GS450hは、LEXUSの「安心して速く走れる」という運転コンセプトを体現するモデルとして位置づけられています。このモデルは、新開発のFR乗用車専用ハイブリッドシステムを搭載し、優れた環境性能を実現しつつ、GS特有の感性に訴える走行性能をさらに向上させています。
具体的には、「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」の概念の下で開発されたこのシステムは、高出力のV6 3.5Lガソリンエンジンと高性能モーターを組み合わせています。
これにより、4.5Lエンジン車に匹敵する動力性能を提供するとともに、2Lエンジン車に相当する低燃費と排出ガスのクリーン化を達成し、ハイブリッドならではの静粛性も高めています。
さらに、安全性と走行性能を向上させるための先進技術も採用されています。
LEXUSは、ハイブリッド技術をブランドの核として位置付け、「ときめき」と「やすらぎ」を提供する最高のドライビング体験を実現するためのキーテクノロジーとしています。
この技術を通じて、新しい時代のプレミアムカーとしての方向性を模索し続ける計画です。
主な特長
新開発FR乗用車専用ハイブリッドシステム
この車両には、FR専用ハイブリッドトランスミッションが搭載されており、電子制御式の無段変速機能を備えています。これにより、シームレスな加速が可能となっています。
また、新開発された小型で高出力の駆動モーター用の2段変速式リダクション機構が導入されており、低速から高速にわたる広範囲でモーターの効率が良い領域を活用できます。
さらに、マニュアル感覚のシフト操作が可能なシーケンシャルシフトマチックを採用しており、運転状況に応じてエンジンブレーキ力を選択できます。
ドライバーの好みや走行状況に応じて3つの走行モードを選べるモードセレクトも備えています。
エンジンは、D-4S技術を採用した高出力V6 3.5Lガソリンエンジンがハイブリッドシステム用に専用チューニングされています。
これにより、効率的で力強い走りを提供しています。
優れた走行性能、低燃費、低エミッション、静粛性を実現
高出力V6 3.5Lガソリンエンジンと高性能モーターを組み合わせており、ハイブリッド車特有の迅速なレスポンスと滑らかで力強い加速を提供します。
この組み合わせにより、4.5Lガソリンエンジン車と匹敵する動力性能を実現しています。
燃費に関しては、クラスで最も低い燃費を達成しており、14.2km/L（10・15モード走行、国土交通省審査値）という結果を出しています。
この数値は平成22年度燃費基準の＋20％以上を達成しています。
また、この車はNOx（窒素酸化物）とNMHC（非メタン炭化水素）の排出を大幅に低減し、「平成17年基準排出ガス75％低減レベル」の認定を国土交通省から取得しており、グリーン税制による減税措置の対象車です。
走行時の静粛性については、特に発進時や低速・低負荷時にモーターのみでのEV走行を行うことで、ハイブリッド車ならではの静かな運転環境を提供しています。
これにより、運転中の騒音の少ない快適なドライブを実現しています。
先進技術
進路上の車両や障害物の検知に加えて、ドライバーの顔の向きも検出する機能が追加された、先進のドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステムが採用されています。
このシステムは、衝突被害を軽減する効果が高く評価されており、その種の機能としては世界初の導入例です。
また、ナビゲーションから提供される道路情報と路面段差学習情報を基にして、ショックアブソーバーの減衰力を最適化するNAVI・AI-AVSシステムを標準装備しています。
このシステムにより、操縦性と走行安定性がさらに向上し、全体的な運転体験が改善されています。