LS600hおよびLS600hLは、新開発のV8・5.0Lエンジンと高出力モーターを組み合わせ、新たに開発されたフルタイムAWDシステムと連携させた、世界で初めてのハイブリッドシステムを採用しています。
このシステムは、6リッター車両に匹敵する動力性能を路面に効果的に伝え、低速から高速までのあらゆる速度域で安全かつ快適に走行可能です。
また、高度に制御されたエンジンとモーターの管理、そして減速時の4輪回生ブレーキを利用したエネルギー回収システムが、燃料消費とCO2排出の削減を実現しています。
これにより、LEXUSのフラッグシップモデルとして、高級車市場に新たな価値を提供しています。
主な特長
ハイパフォーマンスと環境性能
新開発のV8・5.0Lガソリンエンジンと高出力モーターを組み合わせることで、6リットルエンジン車に匹敵するパワーを発揮しつつ、クラス世界トップレベルの優れた環境性能を実現しています。
さらに、4輪回生ブレーキシステムを採用することで、運転中に発生するエネルギーを効率よく回収し、ガソリン消費を抑え、CO2排出量の大幅な削減に寄与しています。
この技術は、持続可能な運転を支援しながら、性能面でも妥協のない運転体験を提供します。
ハイパフォーマンス
滑らかで応答性に優れたハイブリッドトランスミッションとフルタイムAWDを組み合わせることで、6リットルのエンジンに匹敵するパワーを効率良く四輪に伝達し、あらゆる路面状況での安定感を提供しています。
この技術により、LEXUSは「速く、スムーズに、安全に」という走行コンセプトを具現化し、運転者に優れたドライビング体験を提供しています。
このシステムは、特に悪天候や変わりやすい道路条件下でその真価を発揮し、すべての状況下で均等に力を分配することで、一貫した走行性能を保証します。
環境性能
環境への配慮を考慮し、CO2排出量の削減と燃費の向上に焦点を当てて、12.2km/L(10・15モード走行、国土交通省審査値)を実現しました。
これにより、全車が「平成22年度燃費基準+20%」を達成し、6リットル車の半分程度のCO2排出量に抑えることができました(10・15モード燃費の1km走行当たりのCO2排出量換算値:190.3g/km)。
さらに、窒素酸化物(NOx)と非メタン炭化水素(NMHC)の排出も大幅に低減し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を国土交通省から取得しました。
これにより、該当車両はグリーン税制による減税措置の対象となっています。この取り組みにより、環境負荷の低減とともに、経済的なメリットも提供しています。
静粛性
LSの根本的な設計哲学である源流主義に基づき、エンジン、モーター、ハイブリッドトランスミッション、トランスファー、タイヤに至る全ての部分で、静粛性の向上を目指して構造の見直しと最適化が行われました。
これにより、車の運転中の騒音レベルが大幅に低減され、快適な乗り心地が提供されます。
また、発進時や低速・低負荷走行時にはモーターのみを使用するEVモードを採用しており、静かな走行環境をさらに推進しています。
これにより、類まれなる静粛性を達成し、運転体験の質を大きく向上させています。
安全性能・先進技術
LS600hLモデルは、「統合安全コンセプト」を採用し、先進的な「プリクラッシュセーフティシステム」を搭載しています。
このシステムには、前方の歩行者検知や操舵回避支援、後方車両の検知などの機能が含まれており、後席セパレートシートパッケージには標準装備されています。
また、衝撃吸収ボディ、多層のエアバッグシステム、高強度キャビン構造が全車に標準で装備されています。
さらに、後席の安全性を高めるために、特に後席セパレートシートに前面衝突時にシート座面を持ち上げるエアバッグが設定されています。
高度な車両統合制御システムVDIMは、フルタイムAWDに対応し、電動式アクティブスタビライザーを組み合わせて、直進と旋回時の車体のロールを制御しています。
また、全車速域での追従走行が可能なレーダークルーズコントロールや、インテリジェントパーキングアシストが特定のパッケージに標準で提供されます。
前後のマルチリンク式サスペンションは、AWDに適したフロントサスペンションを新開発し、リヤサスペンションには最適なチューニングが施されています。
これにより、電子制御式エアサスペンション(AVS機能付)と組み合わせて、卓越した操縦性と快適な乗り心地を実現しています。
おもてなし
ロングホイールベースを持つLS600hLは、ボディを120mm延長し、その全てを後席スペースの拡大に活用しています。これにより、より広々としたくつろぎの車内空間を創出しています。
さらに、高級AV機器、独立温度調整が可能なオートエアコン、リヤシートリラクゼーションシステムなどを装備し、従来にないきめ細やかな最上の「おもてなし」を提供しています。
また、このモデルでは日本車としては初めて本革張りのインストルメントパネルを採用しています。
選び抜かれた素材と職人技による立体裁断、精緻な縫製により、工芸品のような高い品質が追求されています。
これらの特徴は、車内の贅沢な雰囲気と使い心地を大きく向上させています。
ハイブリッド用意匠・装備
LEXUSハイブリッドの象徴である深みのあるブルーをエンブレム、ロゴ、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどに採用し、特有のスタイリッシュな外観を演出しています。
また、世界で初めてLEDを光源とする専用デザインの3眼一体型プロジェクターヘッドランプ(ロービーム)を搭載しており、夜間の視認性とデザインの両方を強化しています。
さらに、19インチの7本スポークアルミホイールも専用装備として採用されており、洗練された外観に一層の高級感を加えています。
これらの特徴は、LEXUSハイブリッドのアイデンティティを際立たせる要素として機能しています。