今回のマイナーチェンジではエクステリアでは、フロントグリル、ヘッドランプの意匠を変更しています。
インテリアも新規開発の内装色モーヴを採用しているほか、マルチメディアシステムをタッチディスプレイ化し、スイッチをステアリング周辺に集約するなど、主に操作性の向上が図られています。
新型ESは、LEXUSの基本理念である静粛性と乗り心地の向上に焦点を当て、さらに洗練された快適性を実現しました。
このモデルでは、減速、操舵、加速の各段階がシームレスにつながる快適な運転体験を提供し、ドライバーの意図に忠実なリニアな応答性を追求しています。
特に、リヤサスペンションメンバーブレースの剛性を高めることで、高速でのレーンチェンジなどの操縦安定性を向上させました。
さらに、F SPORTモデルには最新鋭のアクチュエータを使用したAVSを採用し、減衰力を調整しながら快適な乗り心地と優れた操舵応答性を実現。
また、進化したLexus Safety System +などの先進安全技術を積極的に採用し、安全かつ楽しい運転体験を提供することを目指しています。
デザイン面では、ヘッドランプやフロントグリルの意匠を一新し、新開発のインテリアカラーを採用することで、より洗練された外観と室内環境を提供しています。
エレガントなデザインをさらにモダンに進化
フロントグリル意匠変更
フロントグリルは、ESの特徴を継承しつつ新しいメッシュパターンを採用しています。
このグリルは横方向の流れを強調するL字形状のユニットの集合体で構成されており、グリルの押し出し感を強調して全体の質感を向上させています。
ヘッドランプ意匠変更
単眼ランプは新しい小型ユニットに変更。
また、3眼ランプにはブレードスキャンTM式のアダプティブハイビームシステム(AHS)が採用されており、機能性が向上しています。
さらに、新しい薄型ランプユニットの採用により、より鋭い表情を実現しています
ホイールの意匠変更
17インチホイールは、スポーク端部を太くして切削光輝加工の質感を強調し、V字型に重ね合わせるデザインでスポーティな印象を与えています。
ベースグレードに標準装備される18インチホイールは、切削光輝加工とブラック塗装のコントラストが際立つ多軸スポークを使用し、高級感を演出しています。
また、F SPORT専用の19インチホイールは、フロントグリルの黒色と調和する光沢のある黒色を採用し、一層引き締まった印象を提供しています。
エクステリアカラー
新たに採用されたエクステリアカラーには、ソニックイリジウムとソニッククロムの2色があります。
ソニックイリジウムは強い陰影を用いて車体の造形を際立たせる一方、ソニッククロムは金属質感と高光沢を実現しています。
F SPORTにオレンジキャリパー追加設定
F SPORTにLEXUSロゴ入りオレンジ塗装キャリパーを追加設定
インテリアデザイン
ルチメディアシステムがタッチディスプレイに変更され、人間中心の設計思想に基づき、ディスプレイの配置が改良されました。
この変更では、ドライバーとディスプレイ間の距離を約100mm短縮し、視認性を高めるためにディスプレイを約5°傾けることで、ドライバーの手が画面の隅まで届きやすくなっています。
さらに、画面には視認性と操作性を向上させるためにガラス素材が採用され、この設計変更によりインターフェイスの使いやすさが大幅に改善されました。
進化した「Lexus Safety System +」
性能向上が図られた単眼カメラとミリ波レーダーにより、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能となる「プリクラッシュセーフティ」システムの対応領域が拡大されました。
このシステムは、交差点で右折する際に前方から来る対向直進車や、右左折時の前方から来る横断歩行者も検知する能力を有しています。
さらに、ドライバーの操舵をきっかけに車線内での操舵をアシストする緊急時操舵支援機能や、低速時の衝突予防をサポートする低速時加速抑制機能も追加されました。
車線認識機能を強化した「レーントレーシングアシスト(LTA)」は、AI技術を活用し、操舵支援の範囲を拡大してよりスムーズで途切れにくい支援を実現しました。
また、自動車専用道路で使用される「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」は、カーブに合わせて減速するカーブ速度抑制機能を新たに採用しました。
「オートマチックハイビーム(AHB)」は、先行車や対向車を検知し自動でハイビームを制御する機能です。
「ロードサインアシスト(RSA)」は、カメラで主要な道路標識を読み取り、情報をマルチインフォメーションディスプレイに表示します。
ドライバー異常時対応システムは、ドライバーの無操作状態が続いた場合、音と表示で警告を発し、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内で減速停車することで、事故の回避や被害の軽減を図ります。
停車後は、ドアの解錠や緊急通信システムへの自動接症により、迅速な救命・救助活動が可能となります。
その他
- ブレードスキャンTMアダプティブハイビームシステム(AHS)
- デジタルアウターミラー
- デジタルインナーミラー